腰痛ラボ

腰痛の悩みが和らぐ、腰痛改善を一緒に考えるラボ

【小山薫堂さん 後編】
「腰痛部は痛みを分かち合う部です」


あの人も腰痛持ち #2 小山薫堂さん

「腰痛部は痛みを分かち合う部です」

小山薫堂さんはFm-yokohamaで土曜の朝9時から11時まで「FUTURESCAPE」という番組でパーソナリティをされている。ぎっくり腰をきっかけに「腰痛部」というコーナーを設立された。そこに編集長、北原が訪問し、「腰痛ラボ」の話をすると同時にお知恵拝借も含め、馳せ参じたのであった。その番組でのお話と後日も話したので、合わせてまとめてみた。


北原徹(以下「北原」)

   小山さんのぎっくり腰がきっかけで「腰痛部」が発足されたわけですよね。小山さんとは担当もさせていだきましたが、プライベートでも仲良くさせていただいていて、ふたりで自前のライカを持ち寄って、そのときも薫堂さんが『「写真部」つくりましょうよ!』っておっしゃっていて。小山さん部をつくるの好きですよね!

小山薫堂 さん(以下「小山」)

   部をつくるの好きですね。それで腰痛部でユニット再結成(笑)。「腰痛ラボ」はキャッチコピーみたいなものはあるんですか? 「腰痛部」は『腰痛持ちのための、腰痛持ちによる、腰痛のための時間』と言っています。腰痛ラボとは何なのか? を一言で言い表すような。

北原 「腰痛の悩みが和らぐ、腰痛改善を一緒に考えるラボ」という言葉を考えてみました。

小山 良いですね。その感じ。わかります。腰痛部もみんなで痛みを和らげるために設立したので。「腰痛ラボ」をわが腰痛部の企画、腰痛歌人の枡野浩一さんに監修していただいている「腰痛短歌」の発表の場にしてください。

北原 是非ともお願いしたいです!

小山 そもそも「腰痛ラボ」はどのようなものなんですか?

北原 ウェブマガジンです。

小山 そのウェブマガジンのタイトルが「腰痛ラボ」で、その編集長が北原さんというわけですね。元POPEYEの副編集長で、今はファッション誌「PLEASE」をおひとりでつくっている編集長で、重度の腰痛持ちがつくるマガジンということですね(笑)。

北原 長年の腰痛持ち。マイスターみたいな(笑)。

小山 マイスターって。腰痛づくりの専門家みたいですよ! これ、企画書ですね(小山さんが「腰痛ラボ」の企画書を手に取る)。「腰痛セレブ対談〜あの人も腰痛持ち〜」(笑)。

北原 トップ企画を「腰痛セレブ対談」でスタートしてみたいとその一回目のゲストに小山さんにお願いできたらと思っています(実現しました!)。

小山 光栄です(笑)。他には「腰痛知恵袋」。これは人の悩みに他の誰かが答えるというイメージですか?

北原 そうですね。加えて、お寄せいただいたお悩みを我々スタッフが専門家の先生方にお答えを伺ってくるというも考えています。

小山 腰痛スポット探訪。これは腰痛の名医、研究者を訪ね歩くという感じですか?

北原 街のゴッドハンドとか、腰痛のパワースポットがあるらしいので、そういうところも行きたいと思っています。

小山 腰痛のパワースポットなんてあるんですね。だったら、「腰痛聖地巡礼」ってタイトルにしてみてはいかがですか?

北原 ありがとうございます! いただきます!

小山 この「腰痛トリビア」って何ですか?

北原 おもしろネタを集めたいな、と思っているのです。例えば、ぎっくり腰を西洋では『魔女の一撃』という、なんてことを集めたいんです。

小山 それ、聞いたことあります。集めたら、楽しそうですね。「腰痛ラボ」は腰痛のウィキペディアというか、いろんな情報が集まる場所になったらいいですよね。知恵袋みたいなのとか、自分の経験を書いてもらう。それを北原さんが読みやすくする。この内容は腰痛スポット探訪がいいな、とか、トリビアだな、とかいうように振り分ける。ということは読者参加型なんですよね。

北原 パリのセレクトというカフェにはMan Ray(マン レイ)や、Marcel Duchamp(マルセル デュシャン)をはじめ多くの芸術家が集まっては芸術の話をしたと聞きますが、腰痛ラボが、腰痛持ちが腰痛の話をしにくる憩いの場であったら、と思います。

小山 それは良いと思います。腰痛部にもたくさんのリスナーからのメールが来るので、どんどん紹介しますね。

北原 ぜひ、腰痛部と腰痛ラボが連携できたらいいと思っています。腰痛部がウェブマガジンになったと思ってください。

小山 腰痛セレブ対談は「腰痛名人対談」とかにしたほうが、入りやすく感じるかもしれませんね。それと、ここに来る人たちは腰痛の情報を知りたい人が多いんじゃないか、と思うんですね。例えばこの「腰痛Q&A」みたいなのが前面に出てくるほうが本格的な印象にもなる思うのですが。

北原 ちょっと地味じゃないですか? いきなり「腰痛Q&A」では。

小山 タイトルかもしれないですね。「腰痛が和らぐ100の方法」とか。「腰痛グッズ」も「腰痛パーマネントコレクション」とか。

北原 腰痛改善道とか、腰痛改善塾とかですかね。

小山 だったら、「腰痛改善問答」が良いんじゃないですか?

北原 「腰痛部」もコンテンツに入れたいんですよね。

小山 腰痛部に入ると「腰痛短歌」とか、腰痛部へのメールなんかを入れていくと良いですよね。ダジャレとか、北原さんの決め台詞があるとか。先日かつお節伝道師という女性に会ったのですが、彼女の決め台詞が「ありガツオございます!」っていうんですよ(笑)! 「お腰やす」とかね。

北原 それ良いな。ダジャレでいうと、編集長コラムは「腰に願いを」にしようかと思っています。

小山 腰に願いを!(笑)それ良いですね。採用でしょう。「腰痛部」に腰痛部員の回覧板っていうんですかね。掲示板、伝言板とかあると良いですよね。読者コミュニティがあると良いと思うんです。腰痛持ち同士が繋がる腰痛部というイメージです。つぶやきを集めるという感じ? キャッチをつけるなら、「他人の痛みが自分の痛みを和らげる」って感じですね。人の痛みを聞くって良いじゃないですか? こっちが楽になるって感じがして。

北原 他人の不幸は蜜の味ですね。(笑)弱み握る感じですよね。ツイッター的に「ヨウツイッター」なんてどうです?

小山 腰痛イッタ〜〜!(笑)これは集まりますよ。

北原 でも、そうやって痛みを分かち合うんですよ。

小山 分かち合うって良いですね。っていいながら、「他人の痛みが自分の痛みを和らげる」。

北原 はははは!

小山 分かち合う人の数がわかるように、腰痛部員ただいま何名とか出てくると良いですよね。

北原 いいね、的にポチッとするだけで部員になれる。

小山 腰痛に効く食事とかあるとおもしろいですよね。「腰痛食堂」なんてあったらいいですね。

北原 調べていたら、中国には腰痛に効く酒があるって聞きました。

小山 腰痛に効くお酒。お酒、お酒。腰痛バー(笑)。ヨウツウバー(笑)。さすが編集長って感じで知識が増えましたね。腰痛に効くスポーツってあるんですか?

北原 水泳が良いって思い込んでいたのですが、平泳ぎとか腰に悪いらしいんですよね。

小山 良くないんですか? バタフライなんて確かに悪そうですね。

北原 馬術は姿勢が坐骨座りになるので、腰に良いと聞いています。

小山 こういうことをいろんな人が参加して、部員を増やして、コラボ物をつくったりできると良いですよね。コラボ企業を募集したり、ゆくゆくは腰痛ラボがそのままジムという感じになっていると流行りそうですね。会員制とかにして。先生とか専門家がそこにいて、治療やトレーニングする。

北原 広がりますね。

小山 コラボ企業が集まってくれば、学生にデザインさせた湿布薬の選手権を行うとか。

北原 止まらないですね。

「腰痛ラボ」への夢はとにかく広がり、本当に止まらないので、このあたりでおひらきとなった。小山さんの担当をしていたときに戻ったみたいにたくさんの話ができて、時間が戻ってきたみたいだった。この後、少し写真部的にカメラの話もさせていただいた。

Photography : Toru Kitahara (Portrait) , Yasuyuki Hasegawa
Text : Toru KitarahaPhotography

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