ビブラムファイブフィンガーズは、イタリア人登山家のヴィターレ・ブラマーニ氏により、1937年に創立された靴底メーカー「ビブラム社（Vibram）」により開発された。ビブラムファイブフィンガーズの最大の特徴は、その名の通り、「足指5本が独立している」その作りである。まるで5本指ソックスのように、足にフィットする構造になっており、靴を履いていながら、裸足に近い感覚を持つことができる。

自分で意識せずに自然と姿勢が良くなるのも、ビブラムファイブフィンガーズを履く効用の一つ。
かかとが持ち上がっている一般的な靴を履くと、重心は前に出る。かかとから上の身体がすべて前に傾き、前傾して猫背になる。それを無理に起こそうとすると腰に負担がかかる。腰は反り、背中、首、肩の筋肉は常に時緊張状態になるので、腰痛や首・肩のコリが生じる。
だから一般的な靴は長時間履いていると、「苦痛」が伴う。
一方、ビブラムファイブフィンガーズの場合、ソウル（靴の裏・靴底）が薄くて真っ平らだから、足の裏は水平でかかと近くに重心が位置し、安定する。身体がかかとからまっすぐ上に伸びる。筋肉が弛緩したまま、筋力に頼らず、骨格で、楽に立っていられるし、楽に歩ける。
つまり、自然と姿勢がよくなり、肩、首、背中も凝らないし、腰痛も解消する。

裸足で立つと、重心の真上にまっすぐに頭が乗る。裸足で歩くと、頭が上下にブレず、水平に移動する。
ビブラムファイブフィンガーズそのような裸足に近い立ち方、歩き方になる。
できることなら裸足がベストなのだが、そういう訳にもいかない。
だから履くならビブラムファイブフィンガーズがいい。素足に近いから楽で快適なのだ。

腰痛ラボ編集部 情報収集
つしま